国際機関の作業部会

債務管理と手持ち資金管理担当官が会する国際機関の作業部会

フランス国債庁は債務管理と手持ち資金管理に関する種々の作業部会 ― ESDM、OECDのWPDM、IMFの公的債務管理フォーラム ― でフランスを代表します。

欧州連合ソブリン債市場小委員会

ESDMは欧州連合経済・財務委員会の小委員会です。そのマンデートは発行政策(2012年の規則により規定された発行スケジュールと発行額について)を調整すること、並びに規制に関わる課題及びソブリン債市場に関する課題の技術的側面について加盟国の共通見解をまとめることです。また加盟諸国の発行について調和化した情報発信を可能にします。

ESDMは2012年にユーロ圏のソブリン債について集団行動条項(CAC)を制定しました。この小委員会は少なくとも年3回、通常ブラッセルで会合を開きます。

OECD の債務管理作業部会(WPDM)

WPDMはOECD加盟国の公的債務管理に関する作業部会です。この作業部会では債務管理者たちがその見解・経験・政策を交換することができます。とりわけ異なった国の管理手法を比較する研究や均質な統計を公表することを可能にします。作業部会は年2回、通常パリで会合します。

IMFの公的債務管理フォーラム

このフォーラムは年一回開かれ、開催地は交互にワシントンかホストとなる1加盟国で、公的債務管理者のみならず民間セクター・国際機関・規制機関の代表が参加します。フォーラムの目的は経済環境・規制環境に関連した公的債務管理の課題について意見交換をすることです。

G20のイニシアティブで 2013年にこのグループが世界銀行と協力して、公的債務管理のグッドプラクティスを見直しました。 2014年のフォーラムはフランス国債庁と共催でパリで開催されました。

世界銀行公的発行体フォーラム

フランス国債庁は世銀の公的発行体フォーラムにも参加し、これは国債資本市場で発行する国々の高官と多国間機関の財務担当者が年1回の会合するフォーラムで、債務管理についての経験を共有し、金融市場についての共通関心事項について意見交換します。40数カ国からおよそ百人のハイレベル債務管理責任者が会合します。世銀の財務部がフォーラム事務局です。 フォーラムは毎年異なった国が共催します。2016年度の公的発行体フォーラムは5月2日から4日までパリの経済財務省で開催され、フランス国債庁がホストを務めました。