SVT(国債プライマリーディーラー)はフランス国債庁の市場業務全般における優先的なパートナーです。 SVTはフランス国債庁の発行政策・債務管理政策、そしてより一般的に市場の良好な機能に係る課題について助言します。
SVTは3年毎に、国会議員等で構成される委員会により選定され、経済財務大臣が承認します。SVTグループ構成機関は年月と共に変化しました。1987年に13の機関が選定され、その後パリのフランス国債市場で活発に取引する企業の多様化を反映して、大手銀行・専門金融機関・フランス内外の機関に拡大されてきました。
SVTグループは2018年12月18日現在、以下の15の銀行(フランス4、欧州5、北米5、日本1)で構成されています。
- BofA Securities Europe SA,
- Barclays,
- BNP Paribas,
- Crédit Agricole - CIB,
- Citi,
- Commerzbank,
- Deutsche Bank,
- Goldman Sachs,
- HSBC France,
- JP Morgan,
- Morgan Stanley
- Natixis,
- NatWest Markets,
- Nomura,
- Société Générale,
SVTには、国債の公募入札への参加、フランス国債引受・販売と流通市場での流動性確保の責務があります。
フランス国債庁はSVTが以下の任務を遂行できるよう、密接な関係を保っています。
- 公募入札発行の良好な実施を確保する
- フランス国債流通市場の十分な流動性を確保し、ユーロ圏トップレベルの流動性を誇る国債の地位を維持する
- フランス国債市場の促進
- フランス国債庁に対し、発行政策・債務管理政策、政府の信用度の促進、政府の金融リスクのヘッジ、金利市場の機能について質の高い助言を継続的に提供する
これらの任務はSVT憲章に記述されており、SVTはこれに調印し、その規定を守ることを約束します。また金融業界におけるベストプラクティスに匹敵する倫理的な姿勢で取引業務を遂行することを約束します。
SVT憲章(2019-2021) をダウンロード(英語・フランス語のみ)
SVT憲章(2019-2021) 附帯書をダウンロード(英語・フランス語のみ)