2018年12月20日:2019年度資金調達計画

ブリューノ・ル・メール経済財務大臣 は2019年度資金調達計画を発表しました。

2019年度の政府は、財政赤字1077億ユーロ、満期償還中長期国債の借換1302億ユーロ(2019年度償還債の買入消却が2017年度・2018年度に297億ユーロあった)、その他資金需要 −13億ユーロを賄わなければなりません。2019年度の資金需要は2366億ユーロとなります。

この 資金調達需要の大半は中長期国債発行2000億ユーロ(買入消却を差し引いて)と短期国債残高150億ユーロ引上げでカバーします。短期国債は、近年国債発行プレミアム増大により残高が減少していましたが、発行増加は流動性を高めるでしょう。国債発行プログラムを補う他の資金源215億ユーロには、政府保有株の民間放出収入80億をユーロブレークスルー・イノベーション基金に充当すること、そして公的セクター手持ち資金一元管理政策継続のためにCADESの資金30億ユーロを国庫預託させることが含まれます。さらに国庫単一口座にある現金のうち50億ユーロが使用されます。

このプログラムはまた2019年度予算法に基づくもので、同法は満期一年以上の国債発行額増減の上限を年度末における額面ベースで 711億ユーロと決めました。

例年のごとく国債庁は発行を受容に適合させ、フランス国債の流動性を確保します。特に発行額のおよそ10%は仏消費者物価指数・欧州消費者物価指数に連動する国債の発行に充てることを発行プログラムは予定しています。

フランス国債庁は市場条件をみながら、国債買入消却(BTF ・OAT固定利付債・OAT物価指数連動債)を実施します。

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補足情報

1. 国債新規発行銘柄

固定利付国債では

-    フランス国債庁は、 2/3年物と5年物指標国債を1銘柄ずつ、10年物指標国債を2銘柄、公募入札で新規発行します。

-    国債庁はまた、 SVTの需要をみて、30年物指標国債OAT 2.00 % 25 May 2048 をはじめ既発の固定利付債の定期的な追加発行を続けます。年度中に超長期国債にかなりの需要があると判断されるときには、SVT(国債プライムディーラーズ)と連携して、新発30年物指標国債をシンジケート団引受けで発行することも検討します。

物価指数連動債では

-    国債庁は10年物の欧州物価指数連動債 (OAT€i) を公募入札発行します。

-    仏消費者物価指数に連動する国債は追加発行を継続します。

さらに国債庁は、2017年に起債したグリーン国債OAT 1.75 % 25 June 2039 の追加発行を、市場の需要に応じて、2019年の適格グリーン支出枠を上限として、継続します。また国債庁はこの市場の発展に注意を怠らず、機会が生じるときはそれを逃しません。

2. 公募入札手法とカレンダー

8月と12月は、市場条件次第で、SVTの推奨があれば、固定利付OAT and/or 物価指数連動OATが第1 木曜日に実施されることがありえます。他の月は、長期OAT(8年以上)の入札は月の第1木 曜日に、中期OAT(2年以上8年未満)の 入札は月の第3木曜日に行われます。

固定利付OATの公募入札は10時50分に、指数連動OATは11時50分に実施されます。BTFの公募入札発行は毎週月曜日14時50分です。

フランス国債庁は、公募入札カレンダーが調整されるときは市場参加者に知らせます。

入札に付される銘柄については、昨年度までと同様に、SVTが予測する最終需要に対応すべく、指標銘柄以外のラインの追加発行をすることもできます。国債庁はまた、SVTの勧告があれば、指標銘柄以外のBTFの追加発行をすることもできます。

3. 国債平均残存年限の管理

2001年に開始された平均残存年限短縮の実施は中断されたままです。市場条件が相応しいと判断されるときには金利スワッププログラムは再開されます。

4. 2018年度発行プログラムの総括

2018年度中長期国債発行額は額面で2254億ユーロ、うち固定利付国債は2030億ユーロ、物価指数連動債は224億ユーロでした。

フランス国債庁は2019年度償還債を198億ユーロ、2020年度償還債を106億ユーロ買入消却しました。

2018年度末の短期国債(BTF)発行残高は1129億ユーロとなり、2017年度末の残高を136億ユーロ下回ります。

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