2018年6月20日:グリーン国債調達資金配分 と適格支出パフォーマンスに関する初の報告書(2017年度)を公表

2017年1月のグリーンOAT 25 June 2039起債時に透明性を約束したことに基づき、フランス国債庁は、資金配分報告と適格グリーン支出とパフォーマンスについての初の報告書を公表しました。

報告書は2017年度にグリーン国債調達資金によりまかなわれた支出と関連パフォーマンス指標について記述するものです。

アントニー・ルカン国債庁長官は「複数のリポーティングをするとの約束は、グリーン国債発行の成功に大きく貢献したのみならず、グリーン金融界におけるソブリン発行体にとっての里程標としても貢献しました。本報告書はこれらの約束実施の第一段階となります。」と述べました。

資金配分報告と適格グリーン支出とパフォーマンスについての初の報告書のみならず、適格グリーン支出の環境インパクトについての事後確認報告を約束しました。国際的に人望のある独立した経済・科学畑の有識者で構成する「グリーン国債評価審議会」(2017年12月11日に設置)が、フランスの適格グリーン支出の環境面でのパフォーマンス評価を担当します。 同評議会の次回会合は2018年7月に予定され、エネルギー転換タックス・クレジットに関する初のインパクト評価報告は2018年末までに公表されます。

 

2017年度グリーンOAT資金配分と適格支出パフォーマンス報告書の全文をダウンロードする( 仏語版英語版



背景説明

フランス国債庁は2017年1月24日、満期22年のグリーンOAT 1.75% 25 June 2039 を70億ユーロ発行し、これは最大発行規模の且つ満期までの期間が最長の指標グリーンボンドとなりました。フランスは政府発行体として世界で初めてグリーン国債をベンチマーク規模で発行し、2015年12月の気候変動に関するパリ協定の野心を実施するにあたって先導役を果たすことを確認したのです。

国債庁は通常のOATと同様に、市場の需要に応じて、適格グリーン支出枠の範囲内で(2018年度は80億ユーロ)追加発行されていきます。 すでに 2017年6月、12月と2018年4月の3度にわたって追加発行が行われ、現在発行残高は108億ユーロです。

2017年1月のグリーンOAT起債に当たって、政府は、資金配分報告と適格グリーン支出とパフォーマンスについての報告のみならず、適格グリーン支出の環境インパクトについての事後確認報告を約束しました。国際的に人望のある独立した経済・科学畑の有識者で構成する「グリーン国債評価審議会」(2017年12月11日に設置)が、フランスの適格グリーン支出の環境面でのパフォーマンス評価を担当します。 同評議会の次回会合は2018年7月に予定され、エネルギー転換タックス・クレジットに関する初のインパクト評価報告は2018年末までに公表されます。

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フランス国債庁

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