用語集

Amortissement 償還

債券投資において満期が到来した時に資金が返されること。
同義語:remboursement返済。債権者から見てrecouvrement 回収。

Assimilabilité (Obligations Assimilables du Trésor)

Cela signifie que chaque nouvelle tranche émise est rattachée (assimilée) à une tranche antérieure de même nature (taux, nominal, échéance). La seule variable concerne le prix d’émission, déterminé en fonction de l’orientation des marchés financiers.

Courbe des taux 利回り曲線

債券の利回りと残存期間の関係を表す曲線。通常リスクプライムがあるため利回り曲線は右上がりである(長期金利は短期金を上回る)。しかし物価上昇率低下を市場が見込む時等には利回り曲線は逆転することがある。

Coupon クーポン、利札

昔の有価証券で、利払い・配当金支払い、その他の支払いにおいて受領の証として有価証券から切り離された紙片。有価証券が電子化された現在、クーポンとは利子(債券)又は配当金(株券)を意味する。
Détachement du coupon クーポン落ち:利子・配当金の支払い。

Chef de file 幹事

債券引受シンジケート団において、発行準備、引受募集、需給に応じた引受割当、価格設定を担う金融機関を「幹事」と呼ぶ。
幹事の他に責任範囲が限定された「共同幹事」、「その他のシンジケート団員」がいる。これら二者は発行引受での役割がより小さくなる。

Démembrement ストリップス化

債券のストリップス化とはクーポン支払と元本支払を分離し、元本返済とクーポン支払の数だけの債券を作ることである。ストリップス化して作られた債券は個別に取引され、相場が立ち、ゼロクーポン債と同様に取扱われる。フランス国債市場にはストリップス債固有の需要がある。

Dette 債務

個人・法人(債務者)が第三者(債権者)から借入れ、返済しなければならない金額。債務の満期まで債務者は債権者に毎年合意された期日に合意された利率の利子(クーポン)を支払う。

Dépositaire 保管機関

有価証券保有者が有価証券を預ける銀行。保管機関は誰が何を保有するか、証券のステータス(フリー、貸与中、借入中、担保入れ)、どこに有価証券が保管されているかを知っていなければならない。有価証券の電子化により証券の保管はコンピュータの電子的記憶の形態をとるようになり、安全性が確保されて十分にバックアップが取られている。紙の証券に比べて電子化された有価証券の取扱いは極めて迅速で柔軟性に富み、且つコスト安である。

Intérêt (Taux d’-)  利率

債券のクーポン額計算に使われる率、百分率で表示。貸借契約時に利率は決められる。固定利率と変動利率がある。

類語Intérêt金利;債券保有者に発行体が債務期間中毎年支払う金額。高すぎる利率はusurier暴利と形容される。

Liquidité 流動性

金融商品又は市場について、直近の相場を大きく変動させることなく売買取引を実施できることを特徴とする状態。

Livraison 受渡

金融取引において受渡とは売手が有価証券を買手若しくは引受人に渡すこと。

Libératoire (Pouvoir -) 弁済能力

ある地域において、特定の通貨が財・サービスの対価の支払義務や納税義務を果たす手段として認められているとき、弁済能力を有するという。 ユーロは欧州19カ国とモンテネグロで弁済能力を持つ。

Marché primaire 発行市場

発行市場とは新しい金融商品の発行、投資家による引受が行われる市場であり、株式発行による増資や債券発行引受等が行われる。流通市場が金融商品の「中古」市場であるのに対し、発行市場は「新品」市場である。

Marché secondaire 流通市場

流通市場とは既発の有価証券(発行市場で発行された証券)が売買される市場である。金融投資の流動性を保証することにより流通市場は発行市場の質と金融商品の評価を定着させることになる。従って発行市場と流通市場は補完関係にある。

Maturité 満期

貸借契約時に合意された借金返済の期日。
同義語:échéance期日。

Nominal 額面

有価証券に記載された金額。株式会社の資本金をXユーロとすると、資本金は株式数Nに分割されており、株券の額面はX/Nユーロである。債券にはnユーロの額面がある。フランス国債の額面は一律1ユーロである。

派生語:Obligations « nominales » 「額面」国債と呼ばれるのは「指数連動型国債」の対語としての「利率固定型国債」である。

Négociation 証券取引、トレーディング

証券取引分野では、特定の有価証券を合意された枚数・価格で、2当事者がそれぞれ仲介業者(証券会社)を通じて売買すること。証券取引はEuronextで実施日時が記録され、次いで口座振替、受渡決済と進む。
同義語:transaction, échanges, marché 取引、売買、商い。

Notation 格付

財務諸表や一経済主体が発行する金融商品の質について専門金融調査機関が行う評価。
Agence de notation (ou de rating) 格付(レーティング)機関:格付専門会社。財務諸表や一経済主体が発行する金融商品の質について評価を下す会社。

Opérations sur titres 証券に係るオペレーション

有価証券のライフサイクルに伴うオペレーションの全て。債券の場合は主として「クーポン落ち」すなわち債券の利子受取り。株券の場合は配当金受取り、また場合によっては株式分割。有価証券全種について、他の有価証券との交換オペレーションもある。

Obligation 債券、債務

債券とは債務証書である。政府・自治体・大企業等が債券を発行する。債務者は発行後毎年利子を支払う約束をする。

Option オプション

買いオプションは、ある資産を前もって決めた価格で期日までに買う権利を与える。売りオプションは同様に、ある資産を前もって決めた価格で期日までに売る権利を与える。 Options négociables市場性オプション:証券取引所で売買されるオプション契約。

Prix 価格

財又はサービスの商品価値を表す金額。価格は需要と供給の関係で決まる。債券価格は利回りの変化とは逆相関で変動する。

Principal 元本

債券の対価、クーポンは考慮しない。

Prêt 貸付

債権者が債務者に一時的に預ける金額。
同義語:emprunt, crédit借入、ローン。 貸手から見てcréance債権、actif資産。 借手から見てdette債務、passif負債。

Règlement 決済

金融オペレーション・取引において、決済とは買手・引受人が有価証券の価格を売手に支払い、売手が有価証券を引渡すことである。

Recouvrement 回収

債権者が貸した金額の弁済を受けること。 Mettre en recouvrement : 債券の回収を請求すること。

Risque リスク

ある財又はその対価の全部或は一部を失う可能性(これがゼロとなることはない)をリスクと呼ぶ。リスクは金融活動の本質であり、リスクの評価・分散・引受・ヘッジは金融取引において報酬対象となる。債券価格はその内在的なリスクを反映する。1オペレーションで要求される保証額はリスク増大に応じて高くなる。
Risque de contrepartie取引先リスク:買手が購入した物の対価を支払わないリスク、売手が売物を引渡さないリスク、借手が借りた物を返さないリスク、貸手が約束した資金(担保を受取ったにもかかわらず)を渡さないリスク。
Risque de signature 信用リスクとも呼ぶ。

Syndication シンジケート団発行

シンジケート団発行方式とは、債券発行体が一銀行若しくは銀行シンジケートに、一般に売りだす債券の全部あるいは一部を譲渡することである。民間の発行体がしばしば利用する発行形態である。シンジケート団発行はフランス国債発行において1985年まで頻繁に利用されていた。

Syndicat シンジケート

大規模な債券発行において引受を成功させるために組織される銀行グループ。幹事、共同幹事、団員機関で構成される。

Contrat d'échange de taux スワップ (英語)

金利スワップとは変動金利と固定金利を比較し、金利差のみを交換して元本は交換しない取引。金利スワップは企業の長期金利リスク管理に特に適している。スワップ市場は大きな発展を遂げ、銀行はこの市場活性化に中心的な役割を果たしている。企業の財務担当者は、スワップ取引では期限・基準変動金利・ノーショナルを選択できるという柔軟性を評価する。
企業と銀行間のスワップ契約では、市場金利で予測される固定金利支払額の現在価値を計算し、当初ノーショネルと比較していつでも清算することができる。変動利付又は固定利付の資産の金利リスクを管理するためにもスワップは頻繁に利用される。

TEC コンスタント・マチュリティー・レート

CNO-TEC N とはCNO(債券標準化委員会)が毎日計算する指標で、N年コンスタント・マチュリティー・レート(Nは1〜30の変数)、すなわち満期が正確にN年に等しい架空のOATの複利式満期利回り(YTM)である。これは期限N年に一番近い(直近と直後)OAT 2 銘柄のYTMから一次補間法により計算される。

Teneur de marché (market-maker) マーケットメーカー

マーケットメーカーは「現物市場」(スポット市場)で取引する機関で、問い合わせがあれば市場がどのような状況にあっても即座に値を建てることを約束するオペレーターである。

Transaction 取引

証券取引分野では、特定の有価証券を合意された枚数・価格で、2当事者がそれぞれ仲介業者(証券会社)を通じて売買すること。
同義語:négociation, échanges, marché証券取引、売買、商い。

Titre 証券

有価証券の単位。フランスでは電子化されている。

Volatilité (obligation) ボラティリティー(債券の)

債券のボラティリティーは主として金利リスクに関係し、これは概して固定利付債のみに見られる。債券の価値は市場金利に逆相関で変動する。債券の表面金利と市場金利が低いほど感応度は高まる。

Variable 変動型

債務期間中利率が固定されず、市場金利 (Euribor, Eonia) や統計指数によって変動する金利。

A

Amortissement 償還

債券投資において満期が到来した時に資金が返されること。
同義語:remboursement返済。債権者から見てrecouvrement 回収。

C

Courbe des taux 利回り曲線

債券の利回りと残存期間の関係を表す曲線。通常リスクプライムがあるため利回り曲線は右上がりである(長期金利は短期金を上回る)。しかし物価上昇率低下を市場が見込む時等には利回り曲線は逆転することがある。

Coupon クーポン、利札

昔の有価証券で、利払い・配当金支払い、その他の支払いにおいて受領の証として有価証券から切り離された紙片。有価証券が電子化された現在、クーポンとは利子(債券)又は配当金(株券)を意味する。
Détachement du coupon クーポン落ち:利子・配当金の支払い。

Chef de file 幹事

債券引受シンジケート団において、発行準備、引受募集、需給に応じた引受割当、価格設定を担う金融機関を「幹事」と呼ぶ。
幹事の他に責任範囲が限定された「共同幹事」、「その他のシンジケート団員」がいる。これら二者は発行引受での役割がより小さくなる。

D

Démembrement ストリップス化

債券のストリップス化とはクーポン支払と元本支払を分離し、元本返済とクーポン支払の数だけの債券を作ることである。ストリップス化して作られた債券は個別に取引され、相場が立ち、ゼロクーポン債と同様に取扱われる。フランス国債市場にはストリップス債固有の需要がある。

Dette 債務

個人・法人(債務者)が第三者(債権者)から借入れ、返済しなければならない金額。債務の満期まで債務者は債権者に毎年合意された期日に合意された利率の利子(クーポン)を支払う。

Dépositaire 保管機関

有価証券保有者が有価証券を預ける銀行。保管機関は誰が何を保有するか、証券のステータス(フリー、貸与中、借入中、担保入れ)、どこに有価証券が保管されているかを知っていなければならない。有価証券の電子化により証券の保管はコンピュータの電子的記憶の形態をとるようになり、安全性が確保されて十分にバックアップが取られている。紙の証券に比べて電子化された有価証券の取扱いは極めて迅速で柔軟性に富み、且つコスト安である。

I

Intérêt (Taux d’-)  利率

債券のクーポン額計算に使われる率、百分率で表示。貸借契約時に利率は決められる。固定利率と変動利率がある。

類語Intérêt金利;債券保有者に発行体が債務期間中毎年支払う金額。高すぎる利率はusurier暴利と形容される。

L

Liquidité 流動性

金融商品又は市場について、直近の相場を大きく変動させることなく売買取引を実施できることを特徴とする状態。

Livraison 受渡

金融取引において受渡とは売手が有価証券を買手若しくは引受人に渡すこと。

Libératoire (Pouvoir -) 弁済能力

ある地域において、特定の通貨が財・サービスの対価の支払義務や納税義務を果たす手段として認められているとき、弁済能力を有するという。 ユーロは欧州19カ国とモンテネグロで弁済能力を持つ。

M

Marché primaire 発行市場

発行市場とは新しい金融商品の発行、投資家による引受が行われる市場であり、株式発行による増資や債券発行引受等が行われる。流通市場が金融商品の「中古」市場であるのに対し、発行市場は「新品」市場である。

Marché secondaire 流通市場

流通市場とは既発の有価証券(発行市場で発行された証券)が売買される市場である。金融投資の流動性を保証することにより流通市場は発行市場の質と金融商品の評価を定着させることになる。従って発行市場と流通市場は補完関係にある。

Maturité 満期

貸借契約時に合意された借金返済の期日。
同義語:échéance期日。

N

Nominal 額面

有価証券に記載された金額。株式会社の資本金をXユーロとすると、資本金は株式数Nに分割されており、株券の額面はX/Nユーロである。債券にはnユーロの額面がある。フランス国債の額面は一律1ユーロである。

派生語:Obligations « nominales » 「額面」国債と呼ばれるのは「指数連動型国債」の対語としての「利率固定型国債」である。

Négociation 証券取引、トレーディング

証券取引分野では、特定の有価証券を合意された枚数・価格で、2当事者がそれぞれ仲介業者(証券会社)を通じて売買すること。証券取引はEuronextで実施日時が記録され、次いで口座振替、受渡決済と進む。
同義語:transaction, échanges, marché 取引、売買、商い。

Notation 格付

財務諸表や一経済主体が発行する金融商品の質について専門金融調査機関が行う評価。
Agence de notation (ou de rating) 格付(レーティング)機関:格付専門会社。財務諸表や一経済主体が発行する金融商品の質について評価を下す会社。

O

Opérations sur titres 証券に係るオペレーション

有価証券のライフサイクルに伴うオペレーションの全て。債券の場合は主として「クーポン落ち」すなわち債券の利子受取り。株券の場合は配当金受取り、また場合によっては株式分割。有価証券全種について、他の有価証券との交換オペレーションもある。

Obligation 債券、債務

債券とは債務証書である。政府・自治体・大企業等が債券を発行する。債務者は発行後毎年利子を支払う約束をする。

Option オプション

買いオプションは、ある資産を前もって決めた価格で期日までに買う権利を与える。売りオプションは同様に、ある資産を前もって決めた価格で期日までに売る権利を与える。 Options négociables市場性オプション:証券取引所で売買されるオプション契約。

P

Prix 価格

財又はサービスの商品価値を表す金額。価格は需要と供給の関係で決まる。債券価格は利回りの変化とは逆相関で変動する。

Principal 元本

債券の対価、クーポンは考慮しない。

Prêt 貸付

債権者が債務者に一時的に預ける金額。
同義語:emprunt, crédit借入、ローン。 貸手から見てcréance債権、actif資産。 借手から見てdette債務、passif負債。

R

Règlement 決済

金融オペレーション・取引において、決済とは買手・引受人が有価証券の価格を売手に支払い、売手が有価証券を引渡すことである。

Recouvrement 回収

債権者が貸した金額の弁済を受けること。 Mettre en recouvrement : 債券の回収を請求すること。

Risque リスク

ある財又はその対価の全部或は一部を失う可能性(これがゼロとなることはない)をリスクと呼ぶ。リスクは金融活動の本質であり、リスクの評価・分散・引受・ヘッジは金融取引において報酬対象となる。債券価格はその内在的なリスクを反映する。1オペレーションで要求される保証額はリスク増大に応じて高くなる。
Risque de contrepartie取引先リスク:買手が購入した物の対価を支払わないリスク、売手が売物を引渡さないリスク、借手が借りた物を返さないリスク、貸手が約束した資金(担保を受取ったにもかかわらず)を渡さないリスク。
Risque de signature 信用リスクとも呼ぶ。

S

Syndication シンジケート団発行

シンジケート団発行方式とは、債券発行体が一銀行若しくは銀行シンジケートに、一般に売りだす債券の全部あるいは一部を譲渡することである。民間の発行体がしばしば利用する発行形態である。シンジケート団発行はフランス国債発行において1985年まで頻繁に利用されていた。

Syndicat シンジケート

大規模な債券発行において引受を成功させるために組織される銀行グループ。幹事、共同幹事、団員機関で構成される。

Swap スワップ (英語)

金利スワップとは変動金利と固定金利を比較し、金利差のみを交換して元本は交換しない取引。金利スワップは企業の長期金利リスク管理に特に適している。スワップ市場は大きな発展を遂げ、銀行はこの市場活性化に中心的な役割を果たしている。企業の財務担当者は、スワップ取引では期限・基準変動金利・ノーショナルを選択できるという柔軟性を評価する。
企業と銀行間のスワップ契約では、市場金利で予測される固定金利支払額の現在価値を計算し、当初ノーショネルと比較していつでも清算することができる。変動利付又は固定利付の資産の金利リスクを管理するためにもスワップは頻繁に利用される。

T

TEC コンスタント・マチュリティー・レート

CNO-TEC N とはCNO(債券標準化委員会)が毎日計算する指標で、N年コンスタント・マチュリティー・レート(Nは1〜30の変数)、すなわち満期が正確にN年に等しい架空のOATの複利式満期利回り(YTM)である。これは期限N年に一番近い(直近と直後)OAT 2 銘柄のYTMから一次補間法により計算される。

Teneur de marché (market-maker) マーケットメーカー

マーケットメーカーは「現物市場」(スポット市場)で取引する機関で、問い合わせがあれば市場がどのような状況にあっても即座に値を建てることを約束するオペレーターである。

Transaction 取引

証券取引分野では、特定の有価証券を合意された枚数・価格で、2当事者がそれぞれ仲介業者(証券会社)を通じて売買すること。
同義語:négociation, échanges, marché証券取引、売買、商い。

Titre 証券

有価証券の単位。フランスでは電子化されている。

V

Volatilité (obligation) ボラティリティー(債券の)

債券のボラティリティーは主として金利リスクに関係し、これは概して固定利付債のみに見られる。債券の価値は市場金利に逆相関で変動する。債券の表面金利と市場金利が低いほど感応度は高まる。

Variable 変動型

債務期間中利率が固定されず、市場金利 (Euribor, Eonia) や統計指数によって変動する金利。