2021年7月20日:グリーンOATの配分・パフォーマンス2020 年度報告書を公表

グリーンOAT 1.75% June 2039起債時の約束に従い、フランス国債庁は2020年度の調達資金67億ユーロについての第4回グリーンOAT配分・パフォーマンス報告書を公表します。報告書は2020年度のグリーンOAT発行による調達資金を財源とする支出の全容と関連するパーフォマンス指標に関わるものです。

アントニー・ルカン国債庁長官は公表にあたり「2021年3月にフランスは第二のグリーンOAT 0.5% June 2044 を起債しましたが、配分報告書の公表は2020年度の発行と調達資金の使途について詳しく述べる機会となります。投資家の需要に見合うグリーン国債発行を安定したペースで継続することにより、エネルギー移転政策推進を続けています。昨年秋にフランスはOECD加盟国で初めてグリーン予算を策定しました。グリーン国債発行における透明性の約束を確認するこの報告書も、こうしたアプローチの一環であり、すなわち国民・市民社会・投資家のために環境移転に向けての政府の努力を明示するものです」と述べました。グリーンOATの発行残高は2銘柄(OAT 2039 OAT 2044)合計で今日382億ユーロに達します。

グリーンOAT配分・パフォーマンス2020年度報告書全文(英語版)をダウンロードするには以下の画像をクリックしてください。

 

グリーンOAT配分・パフォーマンス報告書のバックナンバー(英語版)はグリーンOATのページから入手できます。

 

背景情報

フランス国債庁は2017124日、初のグリーン国債OAT 2039 をベンチマーク規模で(起債時に70億ユーロ)発行しました。フランスはこうして201512月の気候変動に関するパリ協定の野心を実施するにあたって先導役を果たすことを確認したのです。他方フランス国債庁は2021年3月16日に第二のグリーンOAT 2044 (最初のグリーンOATと同じ基本文書に基づく)をシンジケート団引受で起債しました。両OATは追加発行実施により今日発行残高がそれぞれ289億ユーロと93億ユーロ、合計382億ユーロに達しています。

フランス国債庁はまた、グリーンOAT調達資金の受皿となる支出のグリーンな性格についての第三者レビューの2020年度アップデートも本日オンラインで公開します。

 

フランス政府は2017年のグリーンOAT初回発行時の約束として、その調達資金の受皿となる支出について、本日公表されたパフォーマンス報告に加えて事後環境評価の公表も決めました。評価作業は国際的に人望のある独立エキスパートで構成される審議会が監修します。報告書はこれまで3回作成され、初回の評価報告書はエネルギー移転タックスクレジット (CITE)を対象として2018年に公表、2019年にはフランス河川航路(VNF)、2020年には全国森林局が対象となりました。第4回目の報告書は「未来の投資プログラム」の投資戦略のいくつかの側面を取り上げ2021年末までに公開されます。

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